近視矯正手術体験レポート2回目


2000.11.1 by 安田 寛

2000年3月21日に手術をしてから、半年が経過した。目の状態は、右:1.0、左:0.5程度。 左眼の視力が芳しくないので、左眼の再手術を受ける事にしました。11月7日に再手術を行った ので報告します。



【10/23 6ヶ月検診】


   札幌を任された先生から、院長から再手術の料金などの話が出ているか聞かれる。
(院長は7〜8万円と言われてるけど、もっと安くしてくれるかも?)
安田「とても安くやってくれると、聞いています。」
検診が終わり、看護婦から料金の提示。71400円です。
(やっぱり、7万かー)
  


【11/7 手術日】

 左眼のみの手術のため、9時に眼科へ入る。この日は、人数が多く9人が手術を受けるようだ。
付き添いの人が2、3人いたため、ほとんど満席。トイレから戻ると、満席に。
立っていても、職員は椅子も出さないので、椅子を要求。
(気が利かない職員だなー。)
職員より、今日はテレビの取材が入るが、打ち合わせ済みの人間しか映さない旨の話があった。また、普通は新しく札幌をまかされている先生が執刀するが、今日は院長が執刀 するとの事。
(ラッキー!)
10時頃には検査を終了し、11時頃から手術の説明。順番は8番目、看護婦に聞くと、12時半くらいにもどればよいとの事だったので、食事に出かける。駅裏のカレー屋(?)で食事を済ませ、時間があったので、ヨドバシカメラに行く。30枚で1980円のCD-Rメディア(VICTOR製)があったので、ポイントで購入。12:30に眼科へ戻る。眼科では、看護婦が来て、「もう順番がすぎてしまいました。」
(まじかよー、12時半って言ったじゃん)
直ぐに、手術前の点眼。
(こんなに直前で、麻酔が利かなかったらどうしよー)
看護婦に、手術着を着せられる。
「順調ですねー」
「そうですね。」
前回の手術は、1番最初だったが今回は、前に手術をしている人がいるうちに、手術室へ。
前の人が、歯医者のいすのような、リクライニングが出来る椅子に座り、手術を受けている。
手術の手順か何かで、職員の不備があったようで、院長の機嫌がすこぶる悪い。
(げげっ!怒らせるとやばいなー)
前の人の手術が終わり、「椅子に座ってください」。
院長から、もっと上に座るようにと言われるが、椅子の肩にストッパーのようなスポンジがついていて、上にゆけない。
(これ以上は、ゆけないぞー。でも怒らせるとまずいから、上に行くふりしよーと。)
通常は、機械により、角膜を切りめくるが、前回の手術の跡があるので、切らずにめくる。
「安田さん、120発です。」ガッガッガッガッ。
十秒程度で終わり、1分ほどほっておかれ、「はい、いいですよ。」
手術室を出ると、看護婦が手術着を脱がされる。
「待合室でお待ちください。」
待合室に行くと、席が一杯。同時に院長も待合室に向かい、手術終了を患者に伝える。
患者の2人が顔にハンカチをかけているのを見て、
「目に触ってはいけませんから、そんな事をしては、だめです。」
「(職員に)君たちが注意しないとだめでしょう!」
(やっぱ、機嫌が悪いなー)
補助の椅子に座っている患者を見て、職員に、
「もっと、座りやすい椅子を出してあげなさい。椅子が足りないから新しいのを出してあげなさい」
(患者にはやさしい。さすが経営者。)
その後、職員が少しましな椅子を持ってきて、がさい椅子に座っている患者に、
「これと取り替えて、くつろいでください。」
ところが、取り替えたダサイ椅子を安田に持ってきて、
「どうぞ、お座りください。」
(まじかよこいつー。全然わかってない。院長に怒られて当然だー。)
1時間ほど安静にした後、診察室に呼ばれ診察。タクシーで帰宅。
夜は、処方された睡眠導入剤により、10時頃就寝。


【術後1日目】


 朝起きると、左眼が非常に良く見える。遠視もほとんど出ていない。
眼科へ。検診では、左1.2、右1.0.
「前回のように、遠視が出ていないんですが。」
「近視が強い人は、オーバーシュートが出て、遠視になりますが、弱い人はならない事が多いです。」
「検査では、遠視が少し出てますので、遠視用のメガネを出しておきます。」
会社へ。前回は、次の日は非常に見づらかったため、早めに帰ったが、今回は普通に仕事。
夜は、前日に睡眠導入剤で寝たためか、寝付けず、2時頃就寝。


● LASIK(LASER ASSISTED IN SITU KERATOMILEUSIS)
   
点眼麻酔をする。 フラップをめくって
折り返す。
術後のフラップの
ズレを防ぐために
マーキングする。
エキシマレーザを照射後、フラップを戻す。
マイクロケラトーム
でフラップを作る。
角膜をやや乾燥させてフラップの接着を促した後、抗生剤を点眼する。

マイクロケラトームを用いて角膜表面を約30パーセントほど薄くめくった後(フラップ作成)、エキシマレーザーを照射して角膜の屈折力を変え、フラップを元に戻す治療法。
RK, PRKでは矯正できない、強度近視の矯正も可能である。



【術後3日目】

   左眼は非常に良くみえるが、比較すると右目がかすんだり、ダブって見えるようになった気がする。
右眼は、なんの措置もしていないので、気のせいか?


【術後1週間】

 1週間検診。眼科へ行くと、同じ日に手術を受けた人が何人かいて、話をする。
皆、初回だったので、再手術である旨の話をして、びびらせる。
一人は、今でも眼に違和感があり、ごろごろするとの事。手術中に痛みがあったので、心配している。
「それは、やばいですねー。」
ちょっと、びびらせるが、もう一人も痛みがあったそうだ。
検診では、左1.2、右1.0。両目で1.5が見えていた。
診察も問題なし。
「次は、一ヶ月検診に来てください。」
左眼は非常に良く見え、夜に光がハレーションを起こす現象もない。
強度の近視を矯正するより、誤差が少ないので、良い結果になるのかもしれない。


【後記】

その後、1ヶ月検診などは、状態が良いので、検診にも行かずに非常に調子がよい状態が続いている。
めがねのない生活は、非常に楽で、どんな状況でもとてもよく見えて快適である。


【2002.3月】

やっとの事で、書き留めていた内容をホームページに記載することができました。
現在の状況は、少し右目の視力が落ちてきてはいますが、それでも1.0位。
既に、めがねをしていた頃の記憶は、遠い彼方へと追いやられ、メガネを掛けた写真を見ると、
「こいつ、厚いメガネしてんなあー。」
という感じ。便利な時代になったもんだ。
近頃では、保険が使える近視矯正手術も札幌でやっているそうだ。
「また、近視になったら、手術を受けよおっと!」